JAG07563 六さん 9月3日しんあい農園日


「食べられたか?」がタクロウ君への朝の挨拶だった。彼は柳屋に毎日昼にタマゴを納品して500円の弁当を買ってくる。柳屋に弁当部門があるわけではないから、タクロウ君専用弁当である。法事や祝い事の折詰の内容が彼の弁当になるから豪華である。ローストビーフにエビが並んでいたりして、日本一安くて豪華版であろう。

土曜にタマゴを届けていつもどうり弁当を受け取ろうとしたら「あっ」とお店の人がつくることを忘れていた。あわてて売り物の500円均一のパックを2つ「はい」と渡してくれたそうである。ひとつは刺し身セットそれに天ぷらセット。パックの大盛りご飯に桃一個。これで500円である。わたしもそれを見て驚いた。3人は食べられる量である。タクロウ君も苦笑している。その残りものを冷蔵庫に入れて、きのう「きょうは食事がお休みだから、これを食べます」と持って帰った「古かったら食べるなよ」と言ったが。

刺し身も食べたそうである。元気に出てきた。

午後数人の見学があった。昔鶏を放し飼いで飼っていたので懐かしくて見に来ましたとおじいさんが目を細めて鶏を見ていた。「どこで飼われていましたか」と尋ねると「八女です・・・」。八女市は一方は平野で、その半分は山に面しているから想像で「黒木のほうですか」と言うと目をパッチリしたのはおばあさんだった。「あんた黒木を知っているのか。わたしは黒木が里なんじゃ」。前の仕事ではじめて例規集印刷の契約をしたのは、黒木のもうひとつ山奥、矢部村である。黒木は黒木なんとかという芸能人の出身である。栗原小巻の実家は矢部にあるそうな。

「黒木の大藤棚はきれいじゃね」おばあさんは興奮気味で「その藤棚のそばの食堂がわたしの家です!」あいにく食堂には覚えがないが。鳥取さんの家なら知っているが・・・鳥取さんはわたしの友人で、いまソウルで生活している。「あんたはなんでも知っているねー」と鶏の話題はどこかにいってしまった。

山根さんご紹介のおばあさんはNTTで課長までされた方で一度農園に来られた。延岡市が故郷で、わたしは延岡をよく知っているので大変喜ばれた「宇部でこんなに延岡の話しをしたのははじめてです」と。これまで九州でおもに仕事をしてきたが、そのおかげで話題が豊富になっている。無駄なことはなにもない。

01/09/04(火) 05:19 六さん(JAG07563)


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