夜おそく携帯メールが着信音をひびかせたので目が覚めた。中野さんからだった。用件は、火曜ではあるが出張なので今回の配達はパスという内容である。連絡の下に「写真を一枚お届けします」と書かれて、アドレスがあり、なんの写真か興味がわいてアクセスしたら小泉総理の顔が出て深夜の大笑いになった。最近、ネスカフェや日清サラダ油などＣＭソングが添付されたタマゴ注文メールでも笑った。

今度は、前新さんからメールが届いて「タマゴは金曜に」という内容だった。火曜は山口市内の配達日なのでいろいろ調整が出てくる。携帯のメールは便利である。

二学期もはじまり、火曜の配達コースに小学校も加わった。校門をはいるとわたしのトラックを見つけて先生方が出てこられる。お目当ては助手席の愛犬で、みなさん可愛がってくださる。夏休み中、この小学校には何度か配達に来た「近くのお店で買ったタマゴではねえ･･･」農園のタマゴが安心できるし、おいしいとみなさん評価してくださり嬉しかった。

お客さまの反応が直接わかる配達は勉強になる。勉強は評価がいいときではなく、悪いときが学びである。先週、ある食堂で「あんたのタマゴは小さい。せめてこれぐらいの大きさを入れんと迷惑よ！」ときつく言われた。鶏の日齢がたかくなるほどタマゴは大きくなり、味や割ったときの見かけがいいのは若鶏がうんだ少し小さ目のタマゴが一番である。毎週たくさん買っていただくので、いいタマゴを入れたつもりが逆効果になることもある。

割ったとき白身がゆるかった。という指摘を受けたことがあった。腑に落ちないので電話でいろいろ聞かせていただくうちに、冷蔵庫にもともと古いタマゴがあり、それと新しいタマゴが混ざり、古いタマゴの消費はまた遅くなった結果と判明したこともある。

夕方、農園に戻りひと息ついてメールを打っていると着信で入力中の文書が消えた。着信はいわゆる「Ｈ系サイト」の案内メールである。迷惑メール対策でアドレス変更をしたが、敵はすぐにこちらを発見して日に１０件程度も着信してくる。もう少しアドレスに手を加えて

susumu-63.4135@docomo.ne.jp

に変更した。

01/09/05(水) 04:51 六さん(JAG07563)