JAG07563 六さん 9月7日しんあい農園日記


朝9時ごろ北九州ナンバーの乗用車が来た。森脇社長だった。小倉に「卵家(らんや)」というタマゴの専門店がある。笠田オーナーとのご縁は、4年ぐらい前、広島に新幹線で行くとき小郡駅で山根さんともうひとり元気な女性に出会った。一時間、広島まで会話をしたのが笠田さんだった。

タマゴ1個が80円でここでは売られている。朝10時の開店と同時にお客さまでお店は混雑する。お店は立地条件は悪い、その悪いところまで来てくださるお客さまにせめて香りたかいコーヒーを・・・そんな笠田さんの気持ちで、店舗より広い喫茶がある。無料の喫茶である。

鶏を飼いたい。そのはじめにタマゴをどう販売するか。いろいろご意見をうかがいに卵家に通った。そして飼料メーカー社長の森脇さんをご紹介していただいた。森脇社長が農園にノウハウを持って通いはじめてくださった。あるときはが家族で農園を訪れてくださった。森脇さんのご紹介でいま使っているタマゴのパックや輸送用のダンボールがある。福岡の築城養鶏さんとのご縁も森脇さんである。いろいろお世話になりながら、森脇さんの商品「配合飼料」は一度も買っていない。いま遺伝子組替えをしていないトウモロコシを扱っているのは伊藤忠商事しか国内ではないわけで、ほんとうは森脇さんの餌を使いたいが、いまは使えない。それでも、農園に来られては適切なアドバイスをしてくださる。

レストラン・サルワーレはたくさんのタマゴとお肉を買ってくださる。農園をはじめて汚れたタマゴなどいわゆるB級品を買ってくださったのは、森脇社長が食事に行かれてご紹介くださったからである。ほんとうに助かった。いつも農園がステップアップするときには森脇さんが支えてくださっている。

しばらく来なかったので気になりました。というのが訪問の理由である。一度も取り引きをしない飼料メーカーの社長が、気にとめてくださるのはありがたい。そのご縁をむすんでくださったのが笠田さんであった。

最初、鶏を150羽飼ってそのタマゴを卵家に持ち込んで評価をしていただこうとした。皿に割ったタマゴをしばらく見つめていた笠田さんは涙をためておられた「よく決心されましたね」。

忘れられない場面を思い出した。

01/09/08(土) 05:23 六さん(JAG07563)

 

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