JAG07563 六さん 9月17日しんあい農園日記


とても嬉しく、それで考えさせられるお電話をいただいた。ラ・フランチェスカの沖支配人からである。「タマゴにかける愛情がわかります。いいタマゴです。週でもう160個追加できますか」という電話であった。プラス160個を数字に換算して嬉しいのではなく「愛情」という言葉である。

わたしが農園で寝泊まりしているのは、片道40分かけて通うのが面倒とか、自宅より農園がいいから。という思いではない。毎朝6時前には鶏舎の戸を開放して鶏を運動させることであり。夜中に騒々しくなると事故が起きないか見回る。そのために多少不自由であるがここで生活している。

もちろん鶏に対しての心遣いはさまざまなところにあるが「愛情」という言葉で、わたしがここで生活していることを表現していただいたような気持ちになった。と同時に、そんな言葉を使われる沖支配人の感性がすばらしい。

食材を納品する業者に「タマゴをもう160個追加します」と言えばそれで用は足りる。それが常識である。しかし、材料をひとつひとつ丹念に自身で吟味されているから---仕事の手抜きをしないで真剣に取り組んでおられるから出た言葉であろう。すばらしい方に認めていただいた。この期待に背かないよう愛情をこめたタマゴを生産しなければならない。

このレストランではスタッフも育つであろうが、業者までも育てあげる力があると感じた。

01/09/18(火) 04:41 六さん(JAG07563)


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