JAG07563 六さん 9月18日しんあい農園日記


火曜は山口市内の配達日である。11時までいつもの仕事をして配達にでかけた。最初に訪れた小郡町の奥さんにいろいろ訪ねれた。というのは、ご主人はこれまでタマゴでよく下痢をすることがあったが、タマゴを配達するようになってそれが一度もなくなった。ご主人にはもうしわけないが、先日スーパーでタマゴを買ってきて黙って食べさせたら下痢だった「それはなぜか」と聞かれる。

わたしにわかる筈がない。餌は考えられる一番安全なものを与えていること。鶏にストレスが出ないかも知れないと配線工事をして、終日FM放送で音楽が流れていること。運動していることなど説明した。

また、この奥さまは鶏肉のファンであり、きょうも二羽分お届けした。今度はわたしが尋ねた「どう料理されますか」と。野菜の煮込みとカレーに使います。というご返事だった。鶏とタマゴという日常的な話題なので会話がはずんだ。

きのうからタマゴと肉の商談が急展開している。きょうもあるレストランから50羽のご注文をいただいた。今後は50羽単位で注文します。ということである。

前の仕事では契約議会の数が200団体をこえていた。それは不思議なもので、あらゆる方法を講じてひとつ、またひとつと自社がいかに本気で仕事に取り組んでいるかという姿勢をアピールし、他社とはここが違うという話題までもしながら、年間10件程度ぐらい新規に契約をのばしていた。その10件の重さは営業したわたしが一番苦労を知っている。ところが、ある数を境に営業に行かないでも「説明に来てほしい」と訪問を要請する連絡がくるようになった。

少ない数の契約数でも、誤字誤植がないよう細心の注意をはらい、納期以内に納まるよう努力を積み重ね、一年に最低でも一回は訪問して満足されているかどうかを聞かせていただいた。その結果、お客さまが「あそこはいい仕事をする」とお客さま同士で噂をされるようになった。たくさんのパンフレットや見本を持って営業しなくても仕事がいただけるようになった。そのころから銀行も「借りませんか」というようになった。

まさに「凡事徹底」。おおきなことばかりを狙わずに、小さいことを真面目に積み上げることの強さを思い知った。まだ赤字の農園ではあるが、光明がみえはじめたように思う。手を抜かず、手をかけていいタマゴをつくりたい。

01/09/19(水) 05:28 六さん(JAG07563)


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