JAG07563 六さん 9月19日しんあい農園日記


下関の望月さんや倉本さんからお誘いの行事が夕方あったが、同じ時刻ごろに「お話ししましょう」とフランチェスカの沖支配人からお電話をいただき、望月さんをキャンセルさせていただいた。

鶏肉とタマゴを厨房に納品させていただいたいると支配人が、いつものシャツであらわれた。うながされるままテラスの席についた。手には何枚もの図面をもっておられる。真っ赤なジュースが出たので「トマトは好物です」と言いながら飲んだら酸っぱい味がした「これはオレンジの原種で地中海でとれるのですよ」と教えていただいた。

ご兄弟でお店をわけて担当されている。パンとレストランは社長で、支配人はこのホテルである。社長から「鶏肉で薫製をつくりませんか」とお誘いを受けていた。設備もあるといわれた。支配人が「そんなに薫製をつくりたいですか。そんな肉なら値打ちはないですよ」と笑顔で言われた。「農園のタマゴが市内のスーパーに並び、薫製が出回って、それで価値があがりますか」冷や水をぶっかけられた。「農園のタマゴがどこにでもあるのなら、肉がどのお店でも使われる肉なら・・・フランチェスカは取り引きしません」。

「これは・・・」と言いながら図面を広げられた、ある場所に出店計画をされているが、その青写真でご自分で描かれたという。ここでタマゴをたくさん使いますし、売らせてくださいませんか。要はわたしはタマゴを本気で生産したらどうですか。ということであった。本業で勝負しろである。近々、一泊で宮崎県の馬場農場に有機野菜を見学にご案内することも決まった。

前の仕事では、速記の表記に無知でそれを下松市議会の速記者中野さんにトコトン教えていただいた。土日に我が家に教えに来てもくださった。つまり、わたしは仕事をお客さまから教えていただいた。今回も、あの時のような気持ちになった。

夕方の道を農園に戻っていると携帯が鳴った。鍵山相談役からであった「北京の掃除から一足早く帰りましたが、下痢でずっと自宅です。お仕事は順調ですか。鶏は何羽になりましたか・・・」長いあいだ質問攻めだった。答えると「そうですか!」と全部肯定的に相づちをうってくださる「よく頑張りましたね。嬉しいですよ」と電話は終わった。

鶏舎の建築は差し止められ、請け負った掃除仲間の松本さんにはご迷惑をかけているし経営的にも厳しい。しかし、心はとても元気になってきた。みなさんに支えらてほんとうに元気が出る。ありがたい。

01/09/20(木) 05:05 六さん(JAG07563)


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