JAG07563 六さん 9月23日しんあい農園日記

 

朝6時半ごろから仕事をはじめた。日曜はタクロウ君が休みであるが、午後から来客がある「明日やるから」と。休める仕事は鶏を飼うなかではあまりない。

午後2時に社会保険労務士の徳丸先生が来園された。お掃除仲間で小学校の先生、吉本先生の同級生ということである。4月の掃除にはご参加いただいた。農園の歩みのなかで「わたしができることはボランティアします」と言われて、わたしはそのお言葉に甘えて、来春から就職を希望している重兼君の雇用について、専門家としての立場からアドバイスを受けたいとお願いしていた。

企業が障害者を雇用したばあい、どんな税制優遇措置があるかを以前税理士に尋ねたことがある。税理士はその本を開いて法律の解説をしてくださる程度で、ご自分が体験したこととしての話しではない。徳丸先生は労務士としていろいろな制度を調べてくださったが、同じようにご自分がこれまで関わった事例としてではない。つまり、わたしがなにを感じたかは、企業が障害者の雇用にそれだけ消極的だということである。

勿論、障害者の雇用だけが企業の社会貢献ではなく、幅広くそれに取り組んでおられる経営者をたくさんわたしは知っている。

ほんとうにご親切にあらゆる団体の制度を調べてくださり、それをファイルにして持ってきてくださった。ありがたい。重兼君が働きに来るまでいろいろと関わりながら「重兼君にとっても農園にも有利な道を探しましょう」と帰られた。

次は、正志が7年お世話になった島原市から松隈さんと竹内さんが来られた。ご両人が来てくださった。ご両人ともお子さんに障害があり、そのことでわたしもおつきあいさせていただいている。

竹内さんはわたしと同じ歳である。松隈さんは63歳。たしか松隈さんとはじめて島原で酒を飲んだときだったと記憶している。普賢岳災害の支援で島原に行き、そこで原留男先生と(長崎の福祉に原あり。といわれている)ご縁ができ、その仲間に松隈さんや竹内さんがおられた。「なんであんたが島原か」と、松隈さんはわたしの行為が理解できずにけげんそうに尋ねられた。その質問に精一杯こたえたように記憶している。酒に酔い場が盛り上がっているとき松隈さんがわたしに語った「娘を車に乗せて、何度も死のうと島原港にいったとですよ・・・でけんかった」あの言葉は覚えている。

正志夫婦、家内とわたし、農園で夜遅くまで酒盛りは続いた。

01/09/24(月) 04:38 六さん(JAG07563)


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