トヨタの岡本支店長に車をいろいろお世話になっている。わたしと正志が使っている車、正志の嫁が使う車、家内の車は修理を親身にしていただいた。おつきあいは掃除仲間だということである。でもそれ以上のことはある。

農園から左にある山のほぼ山頂近くで鶏を飼っている青年がいる。宮田さん３４歳がその人である。最近、紹介者に伴なわれて農園に来た。鹿児島農業大学を出て、アフリカのセネガルに海外協力隊で農業指導に行き、帰ってここで廃屋を借りて自給自足の生活をしながら農業を営んでいる。当然独身である。

彼のことを日記で話題にした。部屋の中でもマイナス４度で凍えそうだった。お金がかからない薪ストーブが欲しいと。その日記を翌日読んだ望月さんがわたしに電話をしてくれた「トヨタの岡本さんの会社にたしかストーブが遊んでいたので、いま電話で聞いたら差し上げようということになった」と電話をくれた。

それからしばらくして岡本さんから電話がかかった「さきほどまで久住に登っていたけど、夕方までにはストーブを持って行きますから」と。午後からストーブはほんとうに届いた。しかも中古でなく、岡本さんが家庭用に購入していた新品である。宮田青年が「欲しい」と言って、まる一日以内に欲しいモノがここに届いた。宮田さんに「おい、ストーブが来たぞ」と電話をしたら絶句した。

わたしも、自分でできることはすばやくやりたい。相手がそれだけ喜んでくれる。日記を読んだ望月さん、それに応えた岡本さん。こんなつながりを「善有力」ゼンウリキ と鍵山先生はおっしゃる。

仕事の縁結びは糸賀社長である。美容室を数店舗経営しておられるので、タマゴのご紹介をしてくださりその数は多い。また、レストランや割烹などもどんどんご紹介くださり、営業展開はここからはじまる場合が多い。

人の縁結びは「わたなべえつこ」お絵描きえっちゃんである。彼女の交際範囲はそれは広く楽しい仲間をどんどんご紹介してくださる。県立図書館の前新さん、エステの中野さん、声が少女の井口さんなど、山口市内には彼女の紹介で農園に遊びに来てタマゴのお客さまになった人がいる。

井口さん宅に配達に行った。玄関にはいつも大きなゴールデンが番犬している。メールで「タマゴを届けましたよ」と伝えると、お礼の言葉に添えて「日記が楽しい！」と返信。倉本さんが携帯電話のホームページを開設してくださり、それを読んでくださっていた。嬉しかった。

01/09/26(水) 04:58 六さん(JAG07563)