JAG07563 六さん 10月3日しんあい農園日


夕方、唐戸魚市場の中尾常務がフランチェスカに商談をかねて食事に招かれ、わたしも同席しないかと沖総支配人からお誘いを受けた。そこでわたしが考えることは・・・当然酒を飲む、最初はビールで、あとはワインが出るぞ、そうすると帰りはどうしようか。湯田のホテルで寝て朝帰りをしようか・・・など飲酒の対策を考えていた。

よく考えてみると、おふたりにはお世話になっているわたしであり、主賓は常務である。それを考えれば当然わたしは運転手に徹すべき役回りである。いつも、酒をどう飲むかを考える馬鹿なわたしがある。「きょうは休肝日!」と常務に宣言して運転手をした。

先発隊でフランチェスカに行かれた松村専務が「支配人は夜はスーツでよ」と言われたので、わたしもスーツで行ったらいつものラフな格好だった。わたしは散髪までして行ったのに。

午後1時半に散髪の予約をして3時までに、いつもの頭にセットしていただいた「白髪が増えましたね」と余計なことを聞きながら眠りに落ちた。気がついたら周囲のお客がニヤニヤしている「少しイビキでしたね」とまた余計なことを言う。大イビキだったらしい。

農園の鶏肉やふくの白子などが皿に乗せられた前菜からはじまり、とにかくたくさんのお料理が出てきた。支配人がつくられた「ワタリ蟹のパスタ」は最高で、魚も肉もデザート。3時間食べ続けた。最高の笑顔でお料理やワインの数々を出される支配人に「夏、駐車場の整理は暑かったでしょう」と問いかけると顔がくもった。

実は、駐車場の整理ほど大切な仕事はないと考えています。お店に来られて最初は駐車場です。ここで機敏にお車の誘導ができることがわたしのお店では大切なのです。ある日、長年働いている腕のいいスタッフにそれを任せました。どう誘導しているか見たら、傘をさして木陰から声だけで車に指示を出していた。わたしは、どんなに暑くても傘はつかわずやれと言い自分もやってきた。だからその態度が許せなかった。厨房の仲間も全員汗まみれで動いている時間である。「辞めてくれ」とその場で言いました。

今夜も団体や家族連れ、カップルで盛況のレストラン。雰囲気がいい。味がいい。その裏には厳しさがある。厳しいことが言える実力ある人がいる。

01/10/03(水) 21:30 六さん(JAG07563)


| 電子メール | スペシャルエッグ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |