JAG07563 六さん 10月4日しんあい農園日記


朝から集めたタマゴが夕方までに全部売り切れる。ありがたい状態が続いている。木曜は下関に配達の日であり、11時ごろには農園を出なければならない。つまり、朝から11時までにタマゴを集めて箱詰めする作業が忙しくなる。お茶を飲むような時間は一切ない。今週は家内が箱詰めの仕事のためやってきた。

農協に栗を出そうと老夫婦がせっせと栗を集め、1キロごとにネットの袋に入れたそうである。しかし農協は「今年は扱わない」と拒んだそうで「買ってください」と軽トラが来た。全部を農協に売ろうとされた単価で買わせていただいた。お店におけば炭や米などと一緒に売れるだろう。

農園の入り口にはそれは大きな栗の木が2本ある。家内は来るたびに2キロ近くは栗を拾って帰る。今朝は買った栗の山に興奮気味である。自分で食べるのではなく、それがキロ500円ぐらいで売れるという、小売りの原点みたいなことが楽しいようである。自宅のイチジクはわたしが植えて3年になるが、それも全部一個30円で売ったようである。

どんなに忙しくても、わたしは週に何度かは配達に出ようとする。お客さまとの接点がそれほど大切だと思っている。年に7万キロ近く走った前の仕事でも、営業の報告だけではなく、自分でアンテナを張っていたから自社の問題点がわかり、競合相手の営業に一度も屈することはなかった。200ヶ所以上のお得意先が、他社に「浮気」をしたことはない。それがわたしの誇りであったぐらいである。

きょうも行く先々で会話を交わしながらタマゴをお届けさせていただく。長いと15分ぐらいも話し込む。来年訪問予定のナザレ園について質問や、参加させてくださいという声も聞こえはじめた。萬代さんははじめての海外旅行で、今月パスポートが取得できると嬉しそうである。韓定食と免税店がお目当てのようである。それもいいだろう。

下関から美祢市そして山口の県立大学図書館に走り、前新さんがつくってくださったわたしと愛犬の似顔絵入り名刺の版下を受け取った。9日に山口市内で講演依頼があり、そのときに配る名刺のつもりで前新さんにお願いした。イラストレーターというソフトで立派な名刺ができていた。印刷は少しでもお役にたてばと山大附属養護学校にお願いに行った。500枚の印刷で「今月末までに・・・」と言われて唖然としたが、そこは理解しなければならない「お願いします」と校門を出た。

夕方は小野のお百姓さんたちと交流をした。今朝の栗のように、いいものがあっても販路がない。その販路をつくろうではないか。明日もう一度協議することになった。

01/10/05(金) 04:10 六さん(JAG07563)


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