JAG07563 六さん 10月21日しんあい農園日記


南風泊市場に活魚センターがある。今年もそこで雑魚寝の朝をむかえた。三次会まで制覇したという女傑の山根実行委員長は、廊下のソファーで寝たという。わたしはぐっすりと持参の毛布で寝て清々しい朝をむかえた。鶏の声が聞こえない朝は少しさびしいが。

小雨のなか、当初の計画を変更しながら気持ちのよい掃除ができた。県鴻城高校空手道部の面々が昨年と同じく大挙して参加した。彼らを中部の古谷院長は最後の挨拶でこう評価した。

わたしは自慢になるかも知れませんが・・・自慢します。孫が100名近くおります!中部の子供は全部わたしの孫です。わたしはじいちゃんです。今年も空手道部のみなさんが大勢来てくれて、世の中まだ捨てたもんじゃないと感激しました。

親代わりになり、男の子はたまに女の先生が風呂にいれ、女の子はじいちゃんが風呂に入れ、異性の身体はこうなっていると、ふだん家庭のだんらんであるような親子で風呂に入るようなことまでやっているというじいちゃんが、世の中の縮図をみてきたじいちゃんが空手のみなさんを心から評価された。

わたしの班にも和歌山県からきたという空手の特待生がいた。盆と正月しか家に帰らず部活を中心とした学校生活をおくるなかで、言葉づかいなどを先輩や先生から教わり、トイレ掃除でも逃げずに本気でやる。とても気持ちのよい高校生たちである。わたしも同感。

最後は「きょうの日はさようなら」を合唱する場面で、みんなが自然に手をつなぎ大きな円陣になった。掃除を年に一回するということだけでも、3回続けるとこれだけもみんなの心がひとつにとけあうものかと感激した。掃除の大会を催すという一点に仲間が何度も集い、最初は整わなかった足並みがしだいに揃い、本番では、会場提供してくださった中部のみなさんとも心がひとつになり、最高の場面がうまれた。

わたしの班に来た空手の男子にわたしは掃除の最後、終わった便所のあちこちを指していちいち説明し、空手道と掃除道という簡単な話しをした。どちらも極めれば感動である。今年も掃除仲間のこころがひとつになった。ありがたい。

01/10/21(日) 21:22 六さん(JAG07563)


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