JAG07563 六さん 10月27日しんあい農園日記


毎日2100個平均のタマゴがとれる。まだ生みはじめていない群が300羽いるから、もうじき2300個平均になる。月末には新たに700羽ほど若鶏がはいる。だいたい午前中に生みおえるので朝から昼までで一日の勝負はここではつく。お店では、そのタマゴを予約にしたがい発送作業になる。

タマゴは無洗卵といい、巣箱で生んだタマゴを布で丁寧にホコリなどを拭き取りそのままお客さまの元に届ける。しかし巣箱以外で生んで汚れたタマゴは水を使い洗卵機で洗う。原則は洗わないことを優先している。タマゴが生み落とされた瞬間、粘液でおおわれておりそれは数十秒で乾燥する。その皮膜がタマゴの殻をとおして内部に雑菌がはいるのを防ぐ役割をしている。皮膜を洗ってとらないから農園のタマゴは賞味期限が長い。市販のものはすべて洗卵されている。見た目にはきれいである。しかし、洗卵時に薬品が使用されていたりすると、薬品は殻を浸透してタマゴ内部にまで達することがあるといわれている。

2000個以上のタマゴを10の群から集め、布で拭き取る作業はとても時間がかかる。このときにヒビがあると布に微妙に布がひっかかり目で見てわからないヒビも発見できる。気をぬけない仕事である。きょうは宇部の掃除であるが今回は欠席した。わたしが掃除に参加している時間、どれだけ農園の仕事が多くなるかわかっているから。

昼前、掃除道具を積んだ仲間の車が農園に次々に到着。道具を水洗いして干す。いつもはこのなかにわたしもいるが、その姿を仕事をしながら遠目で見ていると、掃除を終えたみなさんの顔が輝いていることがよくわかる。自分ではじめた掃除の会に出られない後ろめたさも感じた。でも、しばらくはしかたがない。

夕方、下関板金の松本さん、倉本さん、村上さん、中山さんが来てくださり、焼鳥・おでん・刺し身・炊き込みご飯などで酒を飲んだ。タクロウ君も仲間に加わり酔いつぶれることは覚悟で楽しい酒を飲んだ。松本さんには鶏舎の建築でお世話になっている。こんど焼鳥屋を検討しておられるので、その参考になればと催した。正志は田中食鳥の慰霊祭、その後の宴会にこれも泊まりで参加した。タクロウ君がおもいっきり酔ったので、われわれはさほど酔えなかった。楽しい会になった。

01/10/28(日) 04:05 六さん(JAG07563)


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