JAG07563 六さん 10月16日しんあい農園日記


少し朝寝坊をして慌ただしい朝だった。正志が「手紙が来ています」と自宅に届いた郵便物を持ってきた。その一通は山口市内からだった。とにかく椅子に座りハサミで開封した。先日広告紙の「選・創刊号」で笑顔の素敵な杉本さんが、初企画でわたしをとりあげてくださった。その反響はいろいろ出ている。わたしもお客さまに、なぜ鶏を飼っているのかということは話す機会がないので配らせていただいた。お手紙の女性も「選」を読まれた方だった。

少し文面を載せておきたい。略---実はわたし昨年末、狭心症になり命拾いし何か人のためになる事をしたいと、大それたことを考えたのですが、結局、なんの能力もなく、お金もなく、自分の生活でいっぱいでした。日ごと生きる力が消え失せ、何事も色あせて見えようになり弱気になっていました。でも、貴方の生きざまを知り、生きる力が湧いてきました。人のために何も出来ないかも知れないけど、また頑張って生きてみようと思います。生きる力を与えていただきありがとうございました。---略

それほど立派な俺ではないのですよ。毎日、いろんなことで心が揺れるのです。でも、あなたが頑張って生きていきたいと決心されたことに俺も奮起してもっと志したかく生きていきますよ!手紙を読みながら目頭が熱くなった。

すぐに杉本さんの携帯に電話した。かいつまんで手紙の内容を説明した。彼女は要は広告が取れればいい。という商売根性ではないことをわたしは見抜いている。あの紙面の写真は7月のものであり、彼女はそのころからわたしを密かに、彼女の創刊号にふさわしい人物かどうか吟味?していたと思っている。取材の日、彼女はわたしの長い話しをウンウンと本気で聞いた。そして後日、出来上がった印刷を持ってわたしの講演会場でまた同じ話しを聴いてくれた。彼女が「鳥肌がたちました・・・きょう一日頑張りますよ」と言った。

気持ちのよい波紋がひろがった朝だった。

01/10/16(火) 19:09 六さん(JAG07563)


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