JAG07563 六さん 11月2日しんあい農園日記


きのう夕方、広島のRCCテレビで農園が少し放映された。当然、わたしは観るすべがない。朝、タクロウ君が「昨夜、おばあさんからテレビを観た!」と電話があったと嬉しそうに言う。福山で毎日タクロウ君の健康を祈っているおばあさんらしい。

同じくきのうは、山口県中部版の朝日新聞にも農園が紹介されたという。これは取材した記者からのメールで朝それを知ったが、ここでは日本農業新聞なのでこれも見るすべがない。ところが朝日新聞を片手に見学者が来た「あ!写真と同じ人ですね」とわたしの顔を見て言う。その新聞を見せてもらった。わたしが鶏舎の中で仕事をしている写真があった。

しばらくして警官がきた。「わたしは小野派出所ですが、最近ここを尋ねてくる人が多くなっったので様子を見にきました」いろんな人が来られるが、多くは駐在所で聞いて来られるようである。夢はおおきな夢がある。でも、まだその緒についたばかりである「何を言うたか」ではなく「何をしたか」というわたしの価値判断からすると、まだ何もしていない。まだ食うのがやっとである。あんまり過大評価していただくのはどうかと思う。

わたしのような放し飼いで鶏を飼っているところは近くでは知らない。30円でタマゴを買っていただいているが、スーパーを歩いて勉強してみると、40円とか60円近いタマゴがある。賞味期限は一週間ぐらいである。逆算すれば、10日以上も前に生んだタマゴであると想像できる。こんなとき「ああ、せめて40円の価格設定にしておけばよかった・・・」などと正直思う。仮に40円にしたら、今度は50円と際限なく欲は大きくなる。その前に感謝しなければならないのは、毎日売り切れを更新しているという事実である。

タマゴは鮮度が命である。わたしのタマゴが美味しいのは、いろいろ理由は要らない。その日のタマゴを午後から全部売り切るから美味しいのである。売り切れる価格がそこにはある。みなさんから価格と味で支持していただけるいまを感謝しなければならない。タマゴは予約で、その朝生んだものを、夕方買っていただくのが一番である。その理想どうりにすすんでいるから間違いない。少し迷いが出ていた最近である。

01/11/02(金) 18:51 六さん(JAG07563)


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