JAG07563 六さん 11月22日しんあい農園日記


木曜は下関に配達の日である。約束の「ひさご庵」の親子を11時に農園にご招待させていただき、配達はそれから出る予定にした。ばあちゃんは、最近交通事故にあいただでさえ悪い足が余計に悪い。二階に上がる階段を四つんばいで上がった。「78です」と言う。娘の久子さんの手伝いをして、夜の12時近くまで働くという。久子さんも「ばあちゃんから仕事をとったら終わりじゃから」と遠慮なくコキ使うが、最近は座布団につまずくようになったという。

家内が茶碗蒸・厚焼きタマゴ・鶏肉入り細うどん・鶏の炊き込みご飯・鶏入りの酢のモノなどを出した「おいしい」と食物屋の女将からほめられたのは、家内の腕なのか農園のタマゴと肉が言わせたのか。

唐戸魚市場の村田さんが冊子をくださった。先日亡くなられた宮崎の掃除仲間、後藤さんの「忍び草」(遺稿集)である。ざっと目をとおして、あとからゆっくり読もうと思った。

ハッとした。きょう俺が死んだら何が残せているか。後藤さんもまだ志し半ばであったろう。後藤さんが亡くなられて、書き留められた遺稿があったようである。せめて、毎日を真剣に生きるということは、きょう死んでも本望というぐらいの覚悟が要る。いまのところ「農園日記」しか残せるものはない。

ごまかして楽なほうに。気分がいいほうに。煩悩のままに生きて、それで人生だと言えるか。二度とない人生だから・・・二度とないきょうだから。このぐらいの気迫があってもいいのではないか。

もっと背筋を伸ばして、わかりきっている、やらなければならないことをやり、しなくてもいいことはせず。一日を大切に生きなければならない。後藤さんの綴りをしっかり読ませていただき、わたしの糧にしなくてはならない。もう50づらでもある。

01/11/22(木) 17:18 六さん(JAG07563)


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