JAG07563 六さん １１月２９日しんあい農園日記

深井戸が涸れたので浅井戸から生活用水も鶏４０００羽の飲水もすべてまかなっている。ここしばらく雨が降らないので水をいつも心配していた。朝から雨で、ほんとうは雨具で面倒な仕事も、水という背に腹はかえられないので「恵みの雨」と感謝した。これだけ水量がある河川のそばで水がいつも不安要素とは皮肉なものである。

木曜は下関配達の日であるが、農園からいったん宇部市内の冷凍庫に行き、ラ・ブラブーラからご注文の鶏を持って向かった。週に一度の楽しみはドライブイン満潮のとなり「ネギラーメン」が定番。きょうも「ネギチーャシュー」を頼んだ。すると味噌チャーシューが運ばれてきた。混雑で３人の店員さんは混乱気味である。「いけんかね！」とおばさんが厚かましく、しかし強引な目つきで言うので「ああ、ええよ」と味噌を食べた。あちこちでメニューが間違っておりパニックだった。餃子も煙りが出ていた。

配達のあいだずっと雨。愛犬はそれでもいつもの場所で小便をし。彦島有料のおばさんから、いつものように「お利口ね！」と声をかけていただいた。照っても降っても決まったことを、決まったようにやる。実は「やる」は思い上がりである。「させていただく」とまでわたしはへりくだらないが、「できる」ぐらいの気持ちはあっていい。一日の健康をいただいて。それも自分だけではなく、家族や関係者が元気だいるから「できる」仕事である。

広島の中村さんから「二度とない人生だから」の言葉が、訃報を読んでは身につまされる。というおハガキをいただいた。売上げがあがるとか、下がるとかの前に健康がある。生活ができるだけの水もある。そのことを日ごろは忘れている。

01/11/29(木) 18:09 六さん(JAG07563)