六さん １２月１３日しんあい農園日記

１４日が家内５１回目の誕生日である。我が家では特に記念日になにか特別なことをするという習慣はなかった。特に１２月は、前の仕事では値上げ交渉と１２月定例議会の仕事を受注するために、ほとんどホテル暮らしをしながら各地を歩いていた。そんな家に帰らないという理由もあった。

事情を考慮したら昨夜がフランチェスカの沖さんもおられるので家内を食事に誘った。食べることには目がないエステの中野さんも誘ったら喜んできてくださった。支配人も一緒に３時間以上も、ゆっくりとおいしい料理を堪能した。特に支配人が中座して特製パスタをつくってくださったが最高の味だった。わたしはワインを１本以上飲み、すすめられるままにグラッパという４５度の酒もあおった。誰かがひとり喋るのではなく、みんなが思いを出したいい時間だった。帰りの車でわたしはダウンした。きょうは昼までえらかった。いつも飲み過ぎの反省がついてくる。

前の仕事といえば、たくさん出版のお手伝いをした。お掃除の関係ではブラジル掃除に学ぶ会の取材にを現地まで行ったりもした。そんなたくさんの書籍のなかでも一番思い出深い本がある９２年発行の「神様にかみついた話」がそれである。ある出来事で高山さんに頼んで先日３冊手に入れていただいた。本の内容もいい。しかし装丁は、わたしが思った以上のかたちにデザイナーが整えてくれ、わたしの快心の作である。いま、再び朝の落ち着いた時間にページをめくりながら、忘れていた大切なことを思い出している。

この本をつくるために何度も録音テープを聴き。何度も文章を推敲した。それで結果的にわたし自身が大きく成長させられていた。この本だけは生涯大事にしておきたい本である。

ナザレ園参加者１４名。金曜発で日曜帰国という確保しにくい高速船のチケットをなんとか１５枚、お掃除仲間で旅行会社勤務の宮川さんがとってくださった。あと１枚。余れば宮川さんが「僕が行きます」と。

01/12/13(木) 18:52 六さん(JAG07563)