JAG07563 六さん 12月14日しんあい農園日記


いま15日の日付が変わった。とても意義深い一日を終えた充実感でいっぱいである。

午後、広島に着いた。Mさんのお店を並木通りに訪ねた。4時間近く滞在した。昨年の秋に亡くなられた奥さまの話しが中心である。「わたしは、どうなるの」という最後の問いかけは午前3時。考え、言葉を選んだ末に「わからん」。奥さまは「30年、あなたと一緒に生きてきて、あなたがわからんと言うたことはない」と答えを突き返された。また頭をかかえた。夜が明けてきたころ「わからん」とまたつぶやいた・・・「でも、俺が一緒ならよかろう」と。奥さまはアゴをひいてうなずくしぐさで「わかった」と返事をされた。

昨夜、千里ニュータウンで30万人もの人が老いていることが報じられていた。医者に行けない80歳の患者を75歳の医者が往診する。生きるということは、その場、その場で楽しく愉快に生きることではなく、崇高なことであると感じた。いまさらと思うが。

午後から夕方まで、ずっと話しを聴きながら涙をためた時間を過ごした。そうだ!崇高な生き方をしなくては。

6時過ぎから奥田社長のお店で、広島の夜景をみながらおいしい食事をさせていただいた。スタッフのみなさんも生き生きと働かれており、なにより、社長や部長も皿を運んでおられる姿が新鮮だった。

01/12/15(土) 00:06 六さん(JAG07563)


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