JAG07563 六さん 12月24日しんあい農園日記


小倉にたまご専門店「卵家(らんや)」がある。山根さんのご縁で、オーナーの笠田さんと数年前から親しくさせていただいていた。商売をするの不便な場所--住宅地の奥まった場所でありながら、開店を待つ人が市内はもとより遠方からも訪れる。笠田さんのあらゆる気配りが店内にカタチとしてあらわれている。

鶏を飼うと決めたとき笠田さんに関係する業者をご紹介いただいた。飼料メーカーのM社長もそうであった。M社長と笠田さんとの信頼のなかにわたしも身をおかせていただき、それはおどろくほどM社長にはお世話になっている。ところが、わたしの餌は違うメーカーから取らざるを得ない事情がある。遺伝子操作をしていないトウモロコシにわたしがこだわるからである。それでもM社長はいつも訪問してくださり、あたかも上得意のようにわたしに接してくださる。先日はカレンダーを届けてくださった。

しばらく情報交換するなかで「困っている」とわたしが言った。それは年末年始にかけて、飲食関係のお取り引き先で休まれるところがある。学校関係の配達先も冬休みになる。正月で留守にされ、一週間とばして配達を希望される方がある。鶏は生産調整などはしない、正月だろうが餌を食べてはタマゴをうんでくれる。だから、タマゴがダブつくというシナリオになる。沖支配人も案じてくださり、タマゴの量を多くご注文くださったり、いろいろな方がご理解してくださり協力をしていただいた。けど余るのである「困っている」と。

F社長に相談したか。と言われる。中津市に近いところで、農園と同じ飼い方で赤鶏を飼っておられる。アイディア社長で「道の駅」や自動販売機など売り方に工夫されている。あつかましいと思いながらもF社長に事情を話したら「余る数を出してみなさい」とお返事をいただいた。

ご縁は本当に大切である。山根さんのご縁が、山根さんの知らないところでF社長までわたしのところで広がるのである。わたしがお役に立てる場面があり、助けていただく場面もあり、すべてご縁のなかでの出来事である。経済で動いたりテクニックではなく、人で動くとあらためてわかった。

01/12/24(月) 17:10 六さん(JAG07563)


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