JAG07563 六さん 12月28日しんあい農園日記


4時前に起きてニュースをみながら食事のしたくをする。掃除も面倒ではなくなった。しないほうが落ち着かない。5時すぎから朝食を食べて、しっかり厚着をして最初にするのは薪ストーブに火をつけることである。ゆるい風の朝は、エントツからたなびく煙と川から立ち上る朝霧とが交わり、それはいい冬の風景になる。

凍結を避けるため13ある鶏舎から少量の水を出しているので、電気を灯してその栓を締めて歩く。鶏舎の窓をこの時間にあけるとかんたんに水が凍るので太陽が昇るまで戸はあけない。犬の散歩をする。大霜の道を白い息を出して2頭の犬は元気に歩く。それから、2群、700羽の鶏舎にはいりタマゴを集める。この群は若いので7時前には相当量のタマゴをすでにうみ終わっている。そのころタクロウ君も正志もヘッドライトを点灯してやってくる。

きょうはご用納めの職場が多いようである。けれど、生き物が主役であるから終わりも始めもなく仕事は続けなければならない。一日ぐらいはゆっくり温泉にはいり、刺し身で酒を飲んでゴロゴロしてみたいのは正直な気持ちである。

10時ごろ、生後92日目の若鶏210羽が到着した。鶏種はデカルブゴールドという非常に性格がおとなしい鶏である。初うみタマゴが割と大きいという特徴がある。これで空いた鶏舎はなく満室状態になった。2月上旬からご注文に応えるための鶏である。

山口の配達から夕方帰ると農園には冷気がただよっている。重兼君はタクロウ君と少し汗をかいて一輪車を押していた「えらいか!」と尋ねると、車を止めて顔の前で右手を振り「いいえ」と答える余裕がある。お母さんはホコリがする仕事を黙々とやっていた。正志が4時過ぎにやってきた。お店のタマゴが品薄で午後からのタマゴを取りに来たという。お店で思わぬタマゴが売れている様子が伝わってくる。

電気を灯して、鶏舎の点検を全部やり、また今夜も水を出し、犬に餌を与えてひとりの部屋に戻った。一本のビールで疲れがとれる。いただいたピンクのシクラメンが部屋にうるおいを演出している。きょうも元気に働くことができてありがたし。

01/12/28(金) 19:04 六さん(JAG07563)


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