六さん 4月1日しんあい農園日記


昨夜も楽しい酒だった。糸賀社長が「来んかね」と笑顔の杉本さんを電話で呼んで、彼女は自前のロング缶6本をさげてきた。酒と同じぐらい話しに花が咲いた。

数年前、三田市の「三田屋」に母親を連れてステーキを食べに行く機会があった。 能楽堂まであるたたずまいに反して接客が悪かった。若い男が席に案内するとき、足の悪い母親に「早く来い」と言わんばかりの視線をむけたから「お前、歩きが早すぎる」と一言ちいさい声で言ったことがある。ギャルソン美容室に来られた お客さまが、とても疲れた様子で居眠りをはじめたら、そのまま寝ていただくと岡田さんが言われ、我が意を得たりの心境だった。その姿勢が繁盛店を裏打ちしている。肉だけが味ではない。お客を包み込むすべてが味の評価になる。

下関からFさん親子3人が夕方来られた。知的障害度がBという判定で軽度らしい。派手なトレーナーにキザなメガネをかけた大柄の29歳が判定Bである。態度が横着でなっていない。そのうえ力仕事はできませんと言うたから親の前で叱った。なぜやってみます。頑張りますと言えんのか。お前はここで働きたいなら 来い。しかし、話し方から態度まで行儀にはうるさいぞ。それでケツを割らん覚悟ができたらいつでも来い。仕事場は人間が一番長い時間を過ごす場所で、ここで人間がつくられる。その覚悟ができたらいつでも来い。とやった。少し脅しが きついかもしれない。親まで萎縮していた。

祝いの酒できのうは一日寝込んだタクロウ君が「すみません」を連発した。それはいいが、おばあさんはどうしたかと聞くと、二日酔いの彼のアパートで泊まり、きょうもコンビニの弁当で彼の帰りを待ち、約束のスーツを買って福山に戻るという「4時には帰れ」と、早めに帰らせた。また「すみません」を連発していた。

夜7時ごろから温泉に行った。露天で夜桜や星を眺めた。人生の楽園である。

02/04/01(月) 20:00 六さん(JAG07563)

 


| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |