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JAG07563 六さん ７月１４日しんあい農園日記
( 1) 00/07/15 07:40 コメント数：1
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農園周辺ではイノシシの被害が甚大である。例えば、玄関横に植えた花の球根を
食べられたとか、人家の側を集団で走っているイノシシがいたとか、そんな話題
に事欠かない。農園でもたくさんいるミミズを狙って夜中に集団が来る。
農家は家の周囲を、トタン板や鉄条網あるいは電気柵で囲み侵入を防いでいる。
まるで人間が檻に入っている。という状態である。
農園では、テレビが４チャンネルしか受信できない。新聞をとることにした。販
売店に電話をしたら「柵はあるか」と聞く。イノシシ対策の柵がどの家にもあり、
配達する人は、いちいちその柵を開けて玄関に行き、帰りは柵をしっかり閉めて
出るという面倒なことをしているらしい。どうも新規顧客の獲得より、いつ新聞
配達を辞めるかという方向で考えている様子が伝わってくる。
農園には柵はないが、３００メ―トルぐらい向こうに橋がある。その橋までなら
配達します。という。しかたがないので、大型の郵便受けを橋のところに設置し
て新聞を読むことができるようになった。これまでは見向きもしなかったス―パ
―の折り込みを丹念に見るようになった自分に気がつく。自炊をするとこうなる。
わたしが朝読んだ新聞は、午前中に階下の仕事場におろす。タクロウ君が午後目
を通す。そして保存する。
午後、鶏舎を改造する打ち合わせをした。実はせっかくいい水が出る井戸だが、
鶏に給水するシステムの検討と、巣箱の検討が足らなかった。この暑さで水をた
くさん欲しがる、しかし、給水器は６リットルの容量を５個ひとつの群に入れて
いる。その交換作業が大変である。
それと巣箱。モミガラを敷いているが、たまに巣箱で糞をする鶏がいるとタマゴ
が汚れる。糞とタマゴを分ける仕組みが必要だと痛感。
給水器と巣箱を九州の養鶏場に先週見学に行き、その方法を取りいれることにし
た。資金が潤沢にあるわけではないが、後々困らぬよう「傷口は小さいうちに」
がわたしのモット―である。材料が整いしだい着工する。タマゴを生みはじめて
いるので急を要する。
獣対策の電気柵と、夜ものすごい数で網戸に集まる虫対策が終わった。電気柵は
夜寝る前にスイッチをＯＮする。朝には手動で解除する。虫は、自動販売機など
で設置してある大型の虫取り機を設置。毎晩サッシの隙間から入りこむ虫のため、
夜は窓を閉めて寝るという不便な生活をしていたが、これで解消されると思う。
夕方、タクロウ君が尻つつきでやられた鶏を抱えてきた。息はしているが、もう
目を閉じている。もうダメだからビニ―ルに入れておこうか。と言うと返事をし
ない。あっ、悪いことを言ったと思い「もしかしたら元気になるかもしれないか
ら、箱に入れて隔離しておいてくれ」というとすぐ実行した。目を閉じている鶏
の前に餌と水も置いていた。
夜７時半、鶏舎の戸を閉め終わり隔離の鶏を見るとつめたくなっていた。
00/07/15(土) 07:06 六さん(JAG07563)
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