朝、タクロウ君と一日の基本的な打ち合わせを済ませ農園を出た。散髪と今週末
に開催する「宇部掃除に学ぶ会」の打ち合わせ、本命は2日前にうまれた真砂恵
(次女)の子供を見に行くこと。
散髪を済ませ、昼食まで時間があったので菊川画廊を訪ねた。ドラマはここで展
開した。石原忠幸さんの個展が20日まであり、石原さんからご招待を受けてい
た。石原さんはホンダSFロゴマ―クをはじめ、NSXのカタログを作成された
りとホンダとはご縁が深いデザイナ―で、かたわら全国を歩いてスケッチをされ
ている。そのスケッチの個展が開催されている。
画廊にトラックを停めると石原さんが「足立さんようこそ!」とお出迎えくださ
った。多少の挨拶を済ませると画廊二階に展示されている作品の前にわたしの手
をとるようにご案内くださった。田舎の風景が丁寧に水彩画として掲げてあった。
この絵は岐阜の恵那です。----スケッチしているとおばあさんが見にこられ、あ
んた絵を描いておるのか。わたしの息子も絵を描くのが好きだった。ぜひ息子の
絵を見てくれないか。と側の自宅に案内された。絵と得意だった写真をたくさん
見せてくださった。「息子はテレビ局で働いていましたが、数年まえ東名高速で
事故死しました」と、おばあさんとの会話を石原さんは作品を見ながら話しをし
てくださった。
息子とあんたは歳は違うが、絵を描いている姿をみていると息子が戻ってきたよ
うな気がしました。きょうはありがとう。帰るときおばあさが「これは息子の思
いでの本です。娘たちが忍び草でつくりました」。
わたしは、話しの途中から鳥肌がたっていた。我慢の限界で先生の言葉をさえぎ
った。
石原先生!その方のお名前を知っています。土方さんでしょう!
石原先生が椅子から立ちあがった「なぜ知っておられますか!」
昨年、伊勢神宮を掃除の会で参拝した。その最後に、大正村(恵那)掃除に学ぶ
会の田中義人さんの奥さまが発言された「わたしの弟は、このお伊勢さんの番組
を制作したのが最後でした・・・・東名高速で事故死をしました」と言葉を詰まらせ
た。奥さまの旧姓は土方である。
22日、田中義人さんが奇しくも農園でお泊りの予定である。先生、20日の個
展が終わり、その恵那の作品がもしも売れずにあれば、しばらくわたしに貸して
くださいませんか。関係者がわたしの農園でお泊りですから。「なんじゃもんじ
ゃの樹」も描かれている作品をお預かりする約束をした。
孫の顔も見た。心臓が悪いかも知れないとなにか器具をつけられていたが、心配
はしていない。とても元気な顔をしていた。
全部の予定を済ませ、小郡駅で神戸の知人をお迎えして農園に戻ったのは午後6
時。神戸の知人は震災のとき知り合った方。今夜は飲み明かそう。
00/07/19(水) 05:29 六さん(JAG07563)
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