JAG07563 六さん 12月29日しんあい農園日記


 

5時半から、さきほど8時まで仕事をした。宇部市内で鶏肉を預けている冷凍庫が休みになるので、午後からフランチェスカなど、お客さまに「正月保険」で少しお買い求めいただいたので配達に出た。

木曜に大量にタマゴをお買い上げいただいた下関のお米屋さんが「もう100個」と追加の電話をくださった。それで、3時過ぎから今度は下関に向かった。年末年始でレストランなどのお休みでタマゴが余ると予想したが、お掃除仲間のみなさんから絶大な支援をいただき、しだいに目処がたちはじめている。そのうえに 追加の電話やメールが届く。

タマゴ市場は価格が落ち込んで年末を終えた。年始はさらに相場が安くなる。農園の鶏は1日あたり7〜8円の餌を食べているので、一般的なタマゴと同じ市場に出すとマイナスになる。けれど、鮮度が落ちたタマゴを正月明けからお客さまに商品として出すのは気持ちが許さない。いくら安くても買ってもらおうと腹をくくっていた。スーパーの鮮魚も閉店前にどんどん安くなる・・・こだわりは「鮮度」と思っているからしかたがない。ところが、大勢の応援団が出てくださり親身になってくださりおおきな山を越えてきた。販売の目処がたちはじめた。

フランチェスカの沖さんが「お茶でも」といつものように誘ってくださった。このタマゴでパンをつくります!もう、それは嬉しそうな表情でそのパンにどれだけ気持ちをこめているかを熱っぽく語ってくださる。わたしにすれば、身に余る喜び、タマゴ屋冥利に尽きる。沖さんと夢を共有できるわけである。奥田社長も「このタマゴで」とレストランを開店された。夢を共有させていただけるから、もっといいタマゴをつくりたいという気持ちがこみあげてくる。つまり、沖さんいわく「このタマゴが、ここに届くまでどれだけの努力があったか。野菜でも魚でも同じです。ほんとうにすごいことですよ」と。価値を認めてくださる人には、もっと価値をあげていきたいと思うのは当然である。

とてもわたしごとき者が頑張ってもできないことが、みなさんの応援や、価値を理解してくださるみなさまのおかげで徐々に達成できていく。ありがたくてしょうがない。疲れは一晩で回復するし。

01/12/29(土) 20:27 六さん(JAG07563)


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