JAG07563 六さん 1月3日しんあい農園日


自宅にいるのは黒柴の「ころ」。農園にはビーグルの「太郎」と雑種の「はな」。雑種はもう4年近くになる。農園では首輪をつけずに、わたしのよき相棒である。どのぐらい相棒かというと。朝6時前から鶏舎でわたしが仕事をしていると、必ずその前に座り周囲を見ている。次々に鶏舎を移動しても同じしぐさをする。そして7時ごろになると、農園入り口の橋を望める場所に座り、銅像のように動かず橋を見ている。ぼつぼつ正志の車が来ることを知っている。車が橋を渡ったら一目散に田を走りぬけて車に伴走する。時速40キロぐらいだったら平気で走る。

配達には必ず助手席で外を眺める。その車に乗る前には柿木のそばでちゃんと小便を済ませている。配達のときに小便をする場所も3ヶ所決めている。夕方、正志の車が橋を渡って行くのを朝と同じ場所から見送る。夜は、わたしの枕元でまるくなって寝る。この犬がいるので農園生活にうるおいがある。

昼前に三田市から香山君がリュックを背負ってやってきた。農園の仕事を手伝おうという。小郡から山陽本線「厚東駅」に出て、そこからバスが通う道まで歩いて来たらしい。小郡から3時間かかっている。彼とは神戸の避難所で一緒に寝起きした。地図を読む技術があるので、地図さえあればどこでも行ける男である。屋久島では宮之浦岳の途中までバスが通うことを知らず、港からいっきに山頂を目指して3日で1メートルほどの積雪の山頂にたったというスタミナがある。酒を飲むと少し狂う。

午後からレストランに配達に出た。3時ごろ、スタッフの方は遅いランチタイムのようだった。若さではちきれるような女の子に「熊本の実家から餅は来たか」と尋ねていた。わたしは聞いてみた「熊本はどちらですか」と。「市内です」と言う。仕事がらお正月返上で働いているようである。熊本県ならどの市町村でも多少の話題はできる自信があった。「市内ですか。藤崎宮大祭は好きですよ!女性が輝く祭りですよね」と言うと彼女が満面の笑みをうかべた。少しホームシックだったのかもしれない。

夕方、山根さんたちが新年会に訪れてくださった。鶏スキでワインを飲み、お見送りしたあとダウンした。9時には寝ていたろうから7時間は寝ている。よう飲んだ。

02/01/04(金) 04:33 六さん(JAG07563)


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