日曜、正志はタマゴの発送や配達が午後からあり、わたしは農園で鶏の世話をする。はやく午前の仕事を終えるためには５時ごろからタマゴを集めたりしているが、それでも限界にきた。当面、半日ほどタクロウ君に出てもらうことにした。

きのう岡本店長からいただいたマフラーをタクロウ君に「使うか」と渡したらお気に入りで嬉しそうだった。昼までには予定の仕事が終わり、家内がタマゴをお店に運んだ。午後から正志は餌入れを手伝って、山口市内経由でお店に帰り、わたしは餌を入れてタマゴを集めて、きょうは散髪で自宅に帰る。

たくさんの年賀状をいただいた。昼に読んでいたら「９４歳の母が、これまで見えなかったものが見えるようになったと喜んでいる」というお便りがあった。歳を重ねて、やれ痛いとか、昔はできていたのに、と老いをマイナス思考でむかえる人より、９４歳で見える世界を喜んでおられるプラス思考に「そうだ！」と感じた。

そして、わたし５０歳。２０代や４０代で見えなかったものが「お前は見えておるか」と自問する。見えるもの、それは朝焼けや夕焼けから感じるものもあるが、見えなくてはならんのは「心」である。９０歳にしていきなり見えるものでもなく、いまのわたしにも見えて喜べる世界をさがそう。

４０日ぶりぐらいの自宅。今夜は自宅の風呂にゆっくりはいり、ゆっくり寝よう。

02/01/06(日) 18:01 六さん(JAG07563)