JAG07563 六さん 1月11日しんあい農園日記


いただいた年賀状で「90歳にして見えるものがある」という話題をした。それをずっと考えていた。少しわかりかけてきた。

年末、広島に向かう新幹線で車掌が検札をした。座席指定券と乗車券の2枚にスタンプを押し、その朱肉がわたしの手につかないよう、押した面を重ねて返してくれた。そういう検札のマニュアルがJRにあるからだと理解していた。酔って帰りも車掌が検札に来た。今度はそんな気配りはなく無造作に返してくれた。行きの車掌の気配りがわたしには「見えた」。

たぶん90年生きていると、善しにつけ悪しきにつけ、事柄から相手の心が読めるようになるのであろう。

で、わたしが「見えた」のは掃除で視点をかえて見る動作ができるようになったからである。月末、来月は資金繰りが悪いわい。そう思ったらガソリンも月初めに入れるぐらいの経営者として当然のことはしていた。それは、自分にとって得か損かという世界のことである。そんな利己的なテクニックが見えて、その道を邁進してもいい結果にならない。

ほんとうに見えなければならないもの。しなければならないことは相手が喜ぶことである。それを掃除の会では教えてくれた。

日が長くなった。6時ごろまで仕事ができるようになった。5時ごろから冷蔵庫のビールが気になる。

02/01/11(金) 18:36 六さん(JAG07563)


| 2002年 | 1月 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |