六さん 1月20日しんあい農園日記

日曜なので重兼さん親子は休みで、半日勤務のタクロウ君と正志とわたしで会話を交わしながら昼まで仕事をすすめた。

重兼君が4月から本格的に働いてもらうために、われわれも毎日試行錯誤している。彼は餌の運搬など一年前はフラフラしていたがだいぶ体力もつき、指示どうりの仕事はこなせるようになってきた。しかし、ここで正志とわたしとで問題を感じているのは彼の生活習慣である。

母親と一緒に来ているが服装が整っていない。ヤッケのフードが背中に折れていても平気。頭の髪の毛はボサボサ。鼻水をたらしていることや顔が昨日のまま汚れているのではないかと思うことがある。正志が母親と本人に尋ねた「朝、鏡を見ることがあるのか」と。ないと平然という。

指示した仕事を理解してやることができるから、日常生活についてもう少し教えるべきではなかろうか。時計を身につけるよう母親に指示した。親が時計をもたないので子供も持たない。時計もなく仕事をできるわけがない。

正志は7年、島原の福祉作業所で働いた経験から言う「ジャージで通所する。それは親が、障害者だからこれぐらいでよかろう」そう思っているのかもしれないと。

タクロウ君は、火曜日に望月さんのご心配で山口高等学校夜学の説明を受けに学校に行く。4月から通学すれば早く仕事を終えることになる。重兼君の出番は充分にある。みんなで力をあわせて農園経営をすすめていきたい。

02/01/20(日) 18:12 六さん(JAG07563)


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