JAG07563 六さん 2月11日しんあい農園日記


昨夜の酒も朝には抜けてふだんの毎日がはじまった。しかし、昨夜は社会の第一線で活躍している教育・経済・宗教・公務員・マスコミとすごい面々が集まったもので、さすが松村さんのお人柄を感じた。お義理でなく「松村さんが好き」という連中だった。ふくの白子を堪能できた。家内とわたしを迎えにきた愛犬は鹿肉の生や猪まで食べさせてもらい至福のときを過ごした。

午後、広島から三津川さんたち3名が来園。鶏料理(鍋・炊き込みご飯・ささみの刺し身)などを家内が用意して帰ったのでさっそくビールを潤滑剤に話しに花が咲いた。三津川さんは2度目の歩き遍路を志し、今度はいっきに歩くのではなく10日程度の小刻みにわけて3年かけて歩こうとされている。前回、お接待してくださった方々にお礼ができていないので、今回はお礼の遍路と言われる。年末からお正月にかけて23番まで歩かれた。きょう来てくださった美人の女性もご一緒に歩かれた。

女性が目にいっぱいの涙をためて語る歩き遍路を聴かせていただいた。冷たい雨のなかを歩いていたら・・・この雨はわたしのところだけに降っているんじゃないと感激。足をくじいたらタクシーからホテルの方々まで総動員で心配してくださり。朝「お遍路さんおはよう。気をつけて」と行き交う人に声をかけられ。こんな感動の旅、お遍路に魅了されました。

宿の都合で、一日歩いた距離をバスで引き返し宿に泊まり、明くる日、またバスで出発地点に行くとき、バスの速さと歩く時間がかかることを痛感しました。けど、歩くことは自分を見つめることで。あなたはこれから全行程を歩かれる。わたしは250キロしか歩いていないが。

あなたの感動は全部わかる。わたしも毎日泣きながら歩く場面があった。あんたええ経験したね。それは宝物ですよ。そう思いながら聴かせていただいた。

雪が舞いはじめ、さきほどお見送りした。昨夜の宴会もきょうの鶏鍋も、最高の人に囲まれて影響を受けさせていただいた。お金がなんぼう儲かったより嬉しい時間である。農園の酒は生きる元気の酒である。

02/02/11(月) 19:41 六さん(JAG07563)


| 2002年 | 1月 | 2月 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |