JAG07563 六さん 2月23日しんあい農園日記


第四土曜は「宇部掃除に学ぶ会」である。今朝も80名の仲間が便器に取り組んだという。わたしは鶏の世話をしていた。このぐらい忙しくなければ人を増やしても仕事がない。いまの過渡期が体力的にしんどい時期かもしれない。

掃除を終えて道具を農園のコンテナに納めに何台かの車が到着した。せめて後始末は手伝おうと仕事を止めて外に出た。そこには懐かしい顔があった。ブラジル掃除に一緒に行った大阪の松田さんがいた。一度は宇部の掃除に参加したいと願いをたてて来られたという。

20名ぐらいで行ったと思う。24時間も飛行機に乗ったのははじめてだった。リオのカーニバルでは朝まで酒を飲んで大騒ぎをした。イパネマ海岸ではグラビアそのままのビキニがかっぽし、イグアスの滝はヘリコプターから眼下に望んだ。約2週間で5キロも体重が増えたのは、うまい肉と果物のせいだった。そして一日だけ掃除をした。

松田さんは酒豪だった。徳之島の酒で育ったという。選挙で騒ぎ、徳州会でも名を馳せたところである。興味本位な質問を何度かした。とにかく博打が好きという。例えば「あのかどから次に出てくるのは女か男か」で金が動く。車のナンバーは最高にギャンブルという土地柄らしい。その松田さんと再会できた「徳之島に掃除の会を立ち上げました」とわたしの手を握った。よく頑張ったと思う。わずかな時間だったが「今度は家族で必ず来ます」と別れた。掃除の仲間は肉親のような気がする。

村田美津子さんが先日来られた。お葉書が届いた「農園が大きくなって驚きました」と結ばれていた。実は誰より一番驚いているのはわたしである。わずか2年で15群、4000羽もの鶏を飼うとは思わなかった。それだけタマゴが売れて、鶏肉も無駄無く売れている。その営みがまわっている。もう数年したら松村さんの言葉を借りると「たまげた!」というぐらいの農園になっていると思う。

02/02/23(土) 17:31 六さん(JAG07563)


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