JAG07563 六さん 3月7日しんあい農園日記


朝、冷たい風のなかで一番最初にした仕事は、きのう入った若鶏の鶏舎を点検すること。もう慣れてきたので初日に事故はない。とたかをくくって足を踏み入れたら4羽もの鶏が隅で死んでいた。ここに来る前は針金のカゴ(ケージ)で飼育されていたので止まり木にとまる習慣がまだなく、床に300羽が群れて、おそらく昨夜の強風で隅にかたまり、奥の鶏が圧死したものと想像できる。

重兼稔君の出勤。正志が聞いたらしい「きのうの卒業式はどうだったか」と。返事は「たくさん涙がでました」と。特に優遇も冷遇もせず、あたりまえに接していこうと思う、そのなかで無理なことを判断しながら、稔君の力量が出せることをさせていこうと思う。

タクロウ君は入試。12時少し過ぎだった。下関市内を移動中に電話がかかった「いま終わりました。半日お休みをいただきありがとうございました」と。けっこう元気のいい声だった。下関から帰り、美祢を移動中に望月さんから電話があった「いま、タクロウ君から試験が終わったとお礼の電話がはずんだ声であった」と。まだ合格したわけでもないのによほど嬉しいのであろう。

5時過ぎに農園に帰り、さっそくタクロウ君をさがした「どうだったか!試験は」と尋ねると「論文でした」と大きな声で言う「どんなテーマか」とさらに尋ねると「学校生活をどう過ごすか」でした「バカ!それは論文ではなくて作文じゃ!」と大笑いした。帰りに教官に「落ちる人もおりますか」と聞いたそうである。ニヤリと笑って「あたりまえじゃ」と返事をされたようである。けれど合格を確信して歩き方までさっそうとしている。

なにが嬉しいかを聞くと「給食と若い女です」。そうかもしれん。それが男のエネルギーかもしれん。

02/03/07(木) 18:36 六さん(JAG07563)

 

| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |