JAG07563 六さん 3月21日しんあい農園日記


いま一番気になることは、ナザレ園訪問の直前にキャンセルになったNさん親子 である。小学校のときに発病し、一日にたくさんの発作を起こすようになった息 子さん(成人)を、親子で旅をする、それも海外旅行ということでたいへん心待 ちしておられた。出発の10日ほど前の発作で台所の煮え湯をあびて緊急入院。 皮膚移植をしなければならないと聞いた。お父さんは、キャンセルをすれば迷惑 がかかると思われて「わたしだけでも参加します」と言われたが「どうしても参 加したい人がおられますから」とお断りした。

帰国した翌日、お父さんの職場を訪ねたが会うことはできなかった。ファックス でお見舞いを申し上げたら電話があった「行かなくてよかったです」。火傷の治 療中におおきな発作がおきて、いまは宇部医大の集中治療室におります。命はな んとかなると思います。親子で人に気がねなく旅ができそうだと、わたしの企画 に賛同してくださり、わたしも、少しは驚くかもしれませんがええですよ。と歓 迎した。来年は、Nさん親子と一緒にナザレ園を訪れたい。早く回復されること を祈っている。

黄砂をともなう春の風がふいた。そのなかを昼前から夕方まで下関方面の配達を いつもどうり終えた。夕方帰ると、農園前の川ではワカサギが獲り放題で、産卵 に遡上するワカサギを簡単な網で大勢がとっていた。桜のつぼみもおおきくなっ た。

タクロウ君も入学を前にして笑顔が多くなった。なにより、夕方、長靴を洗う姿 を見ることがある。前にはなかったことである。部屋はまだグジャグジャの間に ならないで孔雀の間を維持いているかもしれない。望月さんが「入学祝いをやろうで」と盛りがってくださる。明くる日、タクロウ君が仕事ができるほどの酒に なればよいが。入学の保証人にハンコをついた。重兼君も遅いけれど確実に仕事 をすすめている。

小さく小さく、まるで冬から春に季節がうつるように、農園も少し少しの変化を遂げている。これが一番だと思う。

02/03/21(木) 18:29 六さん(JAG07563)

 


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