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「知っている」と「やっている」では大きな差がある。わたしも「知っている」の世界に住んでいることが多い。

下関、ギャルソン美容室の岡田さんがタマゴのお客さまをご紹介くださった。武家屋敷に桜が咲き観光客がそぞろ歩く長府でその家を探したがわからない。古串屋の近くで小さいお子さんの手をひいておられる若い奥さまに車降りて尋ねた。とても親切に教えてくださった。最後に「道が狭いですからお気をつけてくださいね」。わたしはこんな道案内をしたことがない。余韻が残るやさしい案内だった。

全部の配達を終え、５時ごろに「おふく道の駅」で温泉入った。昨夜は酔いつぶれて風呂に入っていない。蒸気サウナで汗を流していた。先客が出るとき、座っていたマットを水洗いした。これはわたしもやる。先客は続けて座っていた場所のタイルにオケで水を流してきれいにした。そして最後に砂時計反転させて出た。もう完璧だった。

善いことをいくら知っていても実行しなければ意味はない。そうつくづく感じた。

夕暮れの農園に戻りタクロウ君に「なにか変わったことはないか」と尋ねると、稔君がよく働くことを嬉々として話してくれた。毎日、近くのライスセンターに１２万円の軽トラで「スクモ」をふたりでとりに行く。２１袋ほど積んで帰り鶏舎に入れる。床が清潔になる。その作業が最初は約６０分かかっていたが、きょうは２０分ほどで終わったという。稔君が９袋も詰めたという。約半分である。

疲れたタクロウ君を帰らせ、外のベンチでビールを飲みながら７時まで鶏が鶏舎に入るのを待った。みんな毎日頑張ってくれて、少しでも進歩していることが嬉しい。きょうは眠い一日だった。

02/03/28(木) 19:33 六さん(JAG07563)