JAG07563 六さん 4月11日しんあい農園日記


龍月園の大酒飲み社長の口癖がある「おまえ、海軍じゃったら殺されとったで!」。これは、わたしの辞書では「常識外れ」と訳すことができる。

正志が農園に来て「稔君が、電車に乗り遅れた」と。感心したのは駅の公衆電話から事情を説明できたことである。自宅に戻って母親の車で農園に来るという安易なことを考えずに、約1時間半遅れで農園にたどりついた。正志が乗り遅れた理由を聞いたら、駅でウンコをしていたら遅れたという「海軍じゃったら殺される」。

いつも思うのが稔君は農園でウンコをする。それが突発的ならしかたがないが常習である。つまり基本的な生活習慣が身についていないのである。稔君は丁寧に教えたら時間はかかるが正確にやる。そのことを考えると、家庭で基本的な生活習慣を教わっていないということになる。正志は母親にそのことを言ったという。わたしも我慢できずに言うと思う。知的障害だから少々の常識外れは許してもらえるという甘えこそが問題である。早く寝かせて、早く起こして食事も規則正しく食べさせウンコもさせるのが海軍である。

木曜は下関配達。トラックに満載のタマゴを朝から仕分ける。そして仕分けた後に「大新食堂」「あの米店」「浪花の荒川さん」とインデックスをつける。その作業は配達するわたしの立場にたってはいない。箱を上から見て、仕分けた者の立場で付箋をつける。箱はトラックの荷台にわたしが積み込むがわたしの目の位置からは箱の上に付けた付箋は確認できない。降ろすときいちいち荷台から降ろ して付箋を読むことになる。

本音で生きる社長、広島の井辻さんはご長男を社長教育として職場の全部を数年かけて体験させられる。それは、その仕事の前後で仕事をする人の気持ちがわかるという意味もあると思う。人事異動もそうである。箱の付箋が横につけば降ろすわたしは点検する手間が省ける。視点をかえるということは、そこまでやらねば、言葉の遊びだけだけでは意味がない。会社が儲かるという大きなことは、実 は小さなことの積み上げである。海軍の教えである。

02/04/11(木) 19:52 六さん(JAG07563)


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