JAG07563 六さん 4月18日しんあい農園日記


農園ひとり暮らしで笑うことはないが、大笑いすることが最近ある。6時過ぎか ら鶏の世話をはじめるがニューハーフの鶏がいる。農園に来る雄鶏は鑑別ミスで、メスと判定されたが実はオスだった。当然処分されるわけであるが「オスが欲しい」という農園の要求に応えてヒナ屋さんが届けてくれる。だからオスではあるが立派なオスではなく、どことなくメスのようなオスもいる。それだけなら大笑いにならないが、毎朝巣箱にうずくまりタマゴをうむ姿勢をとっているオスが一羽いる。この光景には笑いがでる。反対にメスなのにオスのような態度をするやつもいる。人間世界と似ていると思うから笑い声も出る。

きょうは忙しく昼飯を食べる時間がとれなかった。慌ただしく下関・美祢の配達を終えて4時5分前に農園に戻った。地元の野菜農家5名との懇談を一時間あまりした。そのメンバーに選抜されない農家が二日前の大雨に来た「あのメンバーは信用がおけない」という中傷である。ここらが田舎の欠点である。

田舎暮らしが嫌だという方が言った「隣の冷蔵庫の中身まで田舎はわかるのです」と。最近、それがうなずけるようになった「お前は発泡酒を飲んでおるっての」と言われたことがある。何を飲もうが俺の勝手である。ニュースソースは一軒しかない酒屋しかない。同じように農協で品物を買ってもそれが流れる。田舎は情報公開がすすんでいる。

きょう来られた人も実によくわたしの素性をご存知だった「あんたの息子と、あそこの息子は歳が同じでよ」と。正志は一度もあったことがない連中が言う。先日から通っているN君のこともよく観察しており「おたくで働いているのか」と言う。別に罪になるような話題ではないが、まぁようも、それだけ人のことに関心があるね。と内心思ってしまう。自然があり住みやすいとあこがれる田舎には、街にはないこんな煩わしさも同居する。自由闊達に生きたい若者がとどまれない 田舎暮らしかもしれない。

02/04/18(木) 19:58 六さん(JAG07563)

 


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