六さん ４月２０日しんあい農園日記

政治が腹がたつほど面白くない。まだ面白くないのはそれをあつかうマスコミ陣の低レベルの姿勢である。先日の博多行きで一年ぶりで買い求めた週刊誌は、辻本議員の過去のセクシー写真を載せ「アホの辻本清美ノーリターン」というキャプションで報じていた。人が上り坂なら誉め、下り坂になればこの程度。問題の政治家と同じレベルである。こんな低次元の国だと思うと情けない。後に続く者 たちが大きな志を抱ける筈がない。

Ｎ君に朝は草引きをするように指示した。その仕事にわたしは脱帽した。真民先生の石碑の周囲から草にいどんだが、それは裏からはじめた。Ｎ君にとっては意識したことではないが、われわれは「人目につくところから」「誉めてもらえる表から」という意識が自然と働く。それがまったくない、小さい草一本をも残さない仕事ぶりにわたしは大きな感動をおぼえた。

昼、Ｎ君のささやかな歓迎会をした。自前の弁当に加えて農園からは缶ビール１本と鶏肉二羽分。1５個のタマゴで焼き上げたタマゴ焼き。このひとときはＮ君が主役である。脇役のタクロウ君も出番があった「クラスメートが山口市内のレストランでバイトしていますから今度食事に行きます」「きのうは体育の時間に喧嘩がありました」など、話したかったことを披露した。世界が広がっている。稔君も意外な一面を見せた。彼は携帯電話を持っていた。それは知らなかったし、使えるとは思いもしなかった。呼び出しが歓迎会の最中に彼のカバンから鳴り稔君が上手に母親と会話をする姿も見せた。わたしも含めて個性的なメンバーの集まりで農園が動きだした。

夢が実現する手応えを感じた。

02/04/20(土) 20:11 六さん(JAG07563)