六さん 5月1日しんあい農園日記


マニュアとよばれる人がいる。自然養鶏を目指す人たちの現場をみて失礼かもしれないがそう感じている。言葉の遊びをしてみると「自然」と「養鶏」は相反するようにも思う。その方々はいろいろと工夫を凝らして飼育をされる。

なかでも餌のこだわりが、わたしにマニュアと思わせる。例えば、魚屋さんに頼んで魚のアラ、つまり腹ワタなどをもらいうけ、独自の方法で鶏に食べさせている。養殖魚では抗生物質がそこには残留している可能性が特にたかい。人からいただいた鯛の内臓が緑色だった経験がわたしにはある。それを食べさせることに疑問どころか、リサイクルなどと言われる場合がある。

飼料メーカーに来ていただき、現在の飼料の質を少し変化していただくことにした。連休明けからはその餌になる。もちろんトウモロコシなど餌の安全性を最優先にした。けれども消費者、お客さまがどれだけ正確な知識で商品を見定めてくださるか疑問である。大規模養鶏場から工業製品のように出荷されるタマゴでも、 たくみなネーミングなどイメージで、それがあたかも商品価値があるかのように表現され主役に座る。資本力が正しいのではないのに。

一方では、マニュアの養鶏家が独自の思いで市場にタマゴを流通させる。われわれのタマゴにかける願いを三つの言葉にして、それを杉本さんがカメラとデザインで作品に仕上げて昼に持参してくださった。いつも期待以上の仕上がりでわたしをうならせる。

1健康(健康な赤鶏)2安全(厳選した餌)3新鮮(つねに新しい)このポスターを木枠におさめてタマゴやお肉をお使いくださるお店に掲げさせていただく。もちろん個人のお客さまにもお配りしてゆきたい。数の日本一は目指そうとは思 わないが、質ではそこを目標にしたい。

02/05/01(水) 17:56 六さん(JAG07563)

 


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