JAG07563 六さん ５月５日しんあい農園日記

●●志歩ちゃんへの手紙

志保ちゃん。わたしは小野の山奥でニワトリを飼っているおじさんです。今朝、あなたのお母さんから、小学校入学式の写真が印刷してあるハガキをいただきました。ほんとうにご入学おめでとう。よかったですね。

もう５年ぐらいも前になるでしょう。おじさんは、小野田の宮本先生と児島さんという方とお酒を飲みに宇部の街に出ました。もう少しお酒を飲みたいと思い次のお店に歩いているとき、宮本先生が志歩ちゃんが一週間後に小野田の病院で大きな手術をされることをポツリと言われました。

おじさんは、その頃は本を作る仕事をしていました。その日も神戸子供病院の阪本先生の本を会社でつくっていました。阪本先生はあなたが患っていた病気の世界的に治療がじょうずな先生として有名で、その本をつくっていたのです。翌朝６時過ぎに神戸の先生に電話をしました「先生、なんとかなりませんか」と。先生は、その日は長野の大学で講義があり「いまから駅に向かうので、夜ホテルに電話をしてください」ということで終わりました。夜９時過ぎに先生と電話で話しができました。

そして、志歩ちゃんは阪本先生が久留米の病院で手術をされましたね。おじさんは、その一週間ぐらいあとに久留米にお見舞いに行きました。お母さんも志歩ちゃんにもはじめてあいました。

そのあとから、おじさんは会社をやめてここでニワトリを飼っています。志歩ちゃんも元気タマゴのお客さまですね。おじいちゃんとおばあちゃんがよくここに来られます。志歩ちゃんも何回かここに来ましたね。少し歩きにくい感じでした。けれど、おかあさんが「志歩は片道３０分の道のりを頑張って歩いて集団登校（ わたしも）しております。と書かれていたので涙が出るほどうれしく思いまし た。お母さんに似てとてもよい笑顔の写真ですよ。ふたりの写真はおねえさんとでしょう。元気に頑張ってください。写真はだいじにさせていただきます。また農園に来てくださいね。

02/05/05(日) 19:21 六さん(JAG07563)