JAG07563 六さん ５月９日しんあい農園日記

下関の配達を終え農園に戻ったころには、朝からの疲れでボーッとしている。西君が「お疲れさま」と笑顔でむかえてくれたので、もう少し頑張ろうと長靴に履き替えた。明日は雨らしいのでゴミを焼いたり、みんなの後始末をしているとすぐに７時ごろになる。後始末をしながら乱雑な留守中の仕事ぶりがわかるが、完璧を望まないようにしているので黙ってやる。しかし、いつも残念でならないのはタクロウ君の弁当を始末するときである。

たいがい乱雑に食べて焼却炉に放り込んでいる。彼の弁当は、仕出屋さんか彼の応援の意味もこめて特別に安くつくってくださる。コンビニではこれほど豪華な弁当はない。それは仕出しの弁当である。最初は喜んで食べていたが、最近は慣れて粗末にしている。今朝、そのことを注意しようと思ったが適切な言葉が見つからないのでやめた。叱ってわたしがスッキリすることが目的ではない。

伝えて相手が理解してくれることは希だと思う。しかし、本人が本当にそうだと 思ったらやるだろう。１７日、地元の吉部中学校で「ボランティア」というテーマで話しをすることになった。全校生徒１８名に「ほんとうにそうだ」と理解してもらえる話しをしなければならない。

学校のねらいは地域の清掃と思う。けれど、山奥のここでも不法投棄が激しい。美祢との境界の山中にはタイヤから冷蔵庫までなんでもある。きのう驚いたのは チャイルドシートが捨てられていた。お百姓さんはタバコを投げ捨てるのは日常であるし。この環境のなかで育った子供にどう伝えようかと頭がいたい。まだ日にちがあるのでテーマに取り組んでいきたい。

鶏舎２棟の基礎工事がはじまった。村上さんが本当に力強く働いておられる。人手がどうしても要るときには加勢がくるが、ほぼ全部をひとりでされる。きょうは地元の造園業、龍月園がユンボを操り共同企業体だった。明日からの雨でご苦労されると思う。いつもの働きぶりに頭が下がる思いがする。

02/05/09(木) 19:09 六さん(JAG07563)