JAG07563 六さん 5月25日しんあい農園日記


きのう夕方、この地域で掃除をはじめる打ち合わせを藤野先生とした。その内容をまとめてみると「気づきの掃除」である。事前の説明は最小限にとどめ、磨きながら自分で気がついて工夫を重ねる。

わたしが掃除のご縁ができたころ、先生は当時はローヤルの貞方さん、菰田さんだった。精神論にまで及ぶような指導は少なく、技術として道具の使い方や順番を教えていただいた。それを忠実に守って磨き続けていくうちに、掃除の奥深さがわかりはじめてきた。雑巾の絞り方や、水の効率的、無駄のない使いにまで気を配れるようになった。そして「目に映るとうりに心が整う」という言葉が理解できるようにもなった。数式のように正解ひとつに答え求めるのではなく、さまざまな理解がうまれる会に育てあげていきたい。

9時過ぎに農園を出て、快晴の国道9号線を大分まで走り、湯布院を越えて久住についたのは2時だった。とにかく現場を見せてください。と事前にお願いしていたので、完全消毒の長靴に白衣を着せてもらって荒牧さんの鶏舎を視察させていただいた。カメラに手帳を持参したが、大切な聞きたい話しは全部記憶できた。必要な場面はいまでも覚えている。

ふだんの視察では、鶏舎の全容が見渡せる鉄塔から見下ろし説明を受ける。しかし、見下ろしたのでは内部は見ることができない。おおきなヒントをたくさんいただくことができた。一例を挙げると、どのタマゴがよいか。それは、爪楊枝が何本刺さるかとか、箸でつまめるか。そんなことではなく、比較するタマゴと同じ条件で一週間保存し割ってみる。そのときの状態で判定できるそうである。

この度、触ってみたいものがあった。それは鶏舎床の土である。約40年、この土の上で鶏が生きてきた。臭いもなく、サラサラの土であった。この土が歴史を刻みながら約1メートル近くも堆積しているといわれた。それでも試行錯誤の毎日を過ごしておられる。「これでよし」ではない姿勢。ここをおおいに学ばねばならない。

02/05/25(土) 18:00 六さん(JAG07563)


| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |