JAG07563 六さん 6月3日しんあい農園日


6月10日を目標に鶏舎建築がすすんでいる。今回はいつもと違う細工を村上さんにお願いしている。

実は、工事がはじまって間もないころ事件がおきた。村上さんは毎週100個タマゴをお買い上げくださり、周囲の人に配ってくださっている。たいへんありがたい。その周囲の人に渡ったタマゴが傷んでいた。

ケージ(網のカゴ)で飼う養鶏ならばタマゴの取り忘れはない。しかし、鶏舎のなかを自由に移動できる平飼い養鶏では、産卵箱以外の場所でタマゴをうむ癖の鶏がどうしてもいる。わたしは午前中に二回は必ず鶏舎にはいり床にうんでいないか目を光らせる。夕方もできるだけ入るようにしている。午後から餌やりと採卵でも入るので、一日5〜6回は床を点検できるシステムにしているのに問題がおきた。それは、気持ちよさそうに砂浴びをたくさんしているが、その床のくぼみにタマゴが転がりはいる可能性が否めない。それが数日して表面に出てきて正価品として出る。そのこわさをはじめて体験した。

先月、久住高原に荒牧さんを訪ねたのは、その対策にヒントをいただこうという目的があった。あかるい場所ではタマゴを産み難い。という解決方法を聞いたので廣中さんにすぐに照明工事をしていただき、暗がりが少なく、鶏は巣箱に行かざるを得ない仕組みにした。その効果は如実に出ている。しかし、1時間あたり1本の蛍光燈で1円と聞くと、50本も増やすわけで、点灯時間も長いのでコストが気になる。

今回の鶏舎は四隅の柱の部分の壁をくりぬき、丈夫な金網を2枚重ねて明かりとりにした。心配なことは動物の攻撃である。しかし、この金網を食い破れるとは思えない。通気性もよくなり満足の出来上がりになってきた。もうひとつは、止まり木は床から立ちあげていたが、今回は天井から釣り下げるような構造にしていただいた。つまり、床には柱が一本もなく自由に掃除ができる構造に変えた。この方法がベストというやり方はなく、経験を積み重ねながら改善をしていくのである。絶対にタマゴの事故を出さないという真剣な取り組みをしている。しかし、今朝は鶏舎におおきなヘビが迷いこんでいた。改善は終わることはない。

今夜は正志家族がホタル見物に来るという。

02/06/03(月) 17:58 六さん(JAG07563)


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