JAG07563 六さん 6月5日しんあい農園日記


午後の山口市内は32度の真夏。農園に戻るとき寄り道をした。鶏舎の床はたいへん良好で、糞は確実に分解されていると思う。固まった個所がなく、鶏は砂浴びをしている。この床にさらに改良を加えるために竹炭を散布したい。いったん鶏の体内を通過させ、タマゴにもよい影響を出してから糞として床に撒くという計画をしていた。大規模に竹炭を焼いている窯を訪れた。

京都大学の指導でやっているという柔和な顔のおじさんが、とても親切に効用を教えてくださった。県内各地から切り出した竹を現金で買い、一度、薫製状態にして天日乾燥をする。いま乾燥している竹の山は8月に正式に窯入れになる。竹酢を見て驚いた、真水のように透明である。よく道の駅で売っているのは、煙突の鉄分や、薪の液が混ざっているから不透明という。窯の温度が90度から200度までの液しかとらない。あとは捨てる。これを傷口につけると治りが早い。

テスターで電気が通るかどうか一本ずつ検査をして製品にする。小倉や博多の寿司屋ではネタをこの竹炭のうえにおいている。鮮度が落ち難い。味がよくなる。萩のイチゴ農家は、パックの底に炭を敷いて売ると800円。入れないのは500円。鮮度と味の差はある。悪いことはひとつもないコマーシャルだった「おじさん、飲んだら元気になるかね」と問うたら「ワシのは小便する道具じゃから」とユーモアもある。あんた、この炭を混ぜて値段の高いタマゴをつくれば儲かる。と知恵まで授けてくれる。内心、俺は鶏舎の床を改善することが目的でタマゴの価格をあげる気持ちはない。月に数万円の出費にはなるが「男は黙ってやる」それがいい。

正志が3日対応の天気予報板を制作した。晴れ、雨、曇りをマークで表示して、これから梅雨に向かう毎日の心構えをつくることが目的である。担当は西君。毎朝新聞の予報を控えてきてはマークを変更する「明日からやれよ」と言うたら「はい!」と緊張した返事が返った。

頭の毛が伸び放題。金曜の午後4時を予約した。

02/06/05(水) 18:29 六さん(JAG07563)


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