JAG07563 六さん ６月７日しんあい農園日記

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タクロウ君は元気で通学している。昼は３００円で柳屋さんが立派な弁当で応援し、まかないの城市さんも夜１０時前に食事をつくり声援をおくっている。われわれも通学できるようにリズムを維持している。周囲の協力があって営みができていることを忘れている場面が多い。まぁ、それはわたしも来た道であり、若いからしかたがないと目をつぶるようにしているが、あまりにも身勝手な予定を言うので叱りつけた。詰将棋のように最後まで追い込まずに、寸前のところで「これからは気をつけよ」で止めた。かなりこたえたと思う。たまには本気で言うのがいい。

重兼君の右手から血が出ているので雑菌に感染しないよう、手袋をするとか配慮するように正志に先日から指示していた。その原因を正志が発見した。重兼君は採卵室でタマゴを集めるとき、頭を出している鶏が怖くてタマゴがとれない。それで威嚇で巣箱の板に拳を打ち付けていた。皮膚がむけるほど毎日それを繰り返していた。重兼君は指示された「タマゴを集めてこい」ということを仕事としてやり遂げたいが、鶏が怖いのでタマゴがとれない。そのストレスで血を流していた。その行為を馬鹿にするどころかありがたい。正志がどう向き合うか・・・楽しみだ。

炎天下での仕事は厳しい。西君も汗を流して仕事をしている。たまに声をかけるとすごい笑顔で返事をする。えらかろうに・・・と思うぐらいのときがある。いよいよ鶏も人も正念場の暑さがやってきた。

02/06/07(金) 17:44 六さん(JAG07563)