六さん 6月12日しんあい農園日記


タマゴのお客さまでフランス料理レストラン2店を宮崎の馬場農場にご案内する朝が来た。3時すぎにおきてボーッとまどろみの時間が30分、気合を入れて朝食、掃除をすませて5時、濃霧のなかで鶏舎の戸を開放して鶏を放し、500個ちかいタマゴを集めて犬の散歩、ゴミ焼きをして杉本さんをった。6時、時間どうりに彼女は来た。馬場農場のパンフレット制作が目的である。下関インターで降りみなさんと合流。10時半に小林市の馬場農場についた。

豚糞堆肥や野菜、酵素豚の見学には「車に乗れないから自宅で寝てくれ」と馬場さんからありがたい言葉をいただいたが、眠りにおちようとと電話が鳴り、とうとう寝ることをあきらめて朝刊に目をとおした。臓器移植についての論議が開されそこに集中して読んだ。臓器提供、すなわち人の死によって与えられる生がどれほどの意味をもつのか。という論調には考えさせられた。それはお互いの立場を主張しあえば接点のない論議になるだろう。先日も下関からアメリカに心臓の提供を受けるために渡米した幼児がいる。いっぽうでは、死亡宣告を受け入れようとする関係者の前で臓器が淡々と取り出される光景もある。わからん。が答えであった。

7時半、きれいな夕焼けを眺めながら農園に戻り、杉本さんは仕事に発ち、わたしは鶏を鶏舎に追い込む仕事をした。終えてパソコンを開いてみるとメールが届いていた。

若鶏じめて生んだタマゴをお届けした奥さまからのお便りだった。●昨日萩の母と一緒に頂きました。ケースに入れて頂いた玉子を見て、90才の母は、新しい命を食することに、ありがたいね、ありがたいねと何度も感謝とお礼を言っていました。母のことを気にかけて頂き大変ありがとうございました。

命は永遠のテーマ。

02/06/12(水) 20:15 六さん(JAG07563)


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