朝６時、久留米ナンバーのベンツでいつもの老夫婦が来られた。目的は農園前の川でハヤを釣ることである。九州ではハヤを佃煮にして食べられると言われる。けれど、川の汚染と寄生虫が心配でここまで来るのですよ。年に数回は来られて顔なじみになった。相当な数を釣り上げて午後２時ごろ帰られた。奥さまはトイレをどうされたのか少し気がかり。

配達で毎日通う美祢市の県道沿いに地熱を利用したモデルハウスがある。先日、テレビのローカル番組でも「画期的」と評価されていたので立ち寄ってみた。気温２６度であるが、室内にはいると涼しい。地下にたくさんの石を埋め、その石に空気を通過させて室内を循環させる方式と簡単に説明していただいた。地下の温度は年間１４度平均。だから夏は涼しく、冬はあたたかい。何年も前にこの理論を発表したが誰もとりあわなかった。

壁にはチタンを混ぜると光触媒という反応をして環境が浄化される。これを室内だけにするのではなく、外壁や屋根瓦にも応用されている。たかが一軒がやってどうなるか。とは思わず、一軒でもよいことはやるということが、ゴミ問題などに共通すると言われて納得。壁に「ヨモギ」を乾燥したものを塗り込むと虫が入りにくい。漁師に嫌われる海草は燃やして灰にすれば利用範囲はいくらでも広がる。など、社長が熱っぽく語られた。

普通は、儲かることは「企業秘密」と教えないのに、よいことはどんどん真似ていただきよい地球をつくりたい。こんなロマンの人も実際におられることを知った。

今夜は、脳力開発の黒田先生がお泊まりで、久しぶりに楽しい語らいになる。正志も仲間入りの予定である。

02/06/15(土) 17:01 六さん(JAG07563)