JAG07563 六さん 6月24日しんあい農園日記


お客さまのレストラン。毎日たくさんのタマゴをお買い上げいただいていた。しかし、毎日納品させていただくたびにタマゴの在庫が多くなってきた。ご契約時に「量が多いですから、御社用にヒナ鶏を育てます。途中でマイナスの変更は困りますよ」と担当者に申し上げた。その経緯があるので「止めてください」という指示は出ないが、新鮮なタマゴが看板のタマゴが古くなってはいけないと思い、午前中にわたしのほうからマイナスの変更願いを店長にさせていただいた。先週、そのことについて考えぬいた選択である。

止めれば確実にその数のタマゴは農園にたまってしまう。だからといってすぐに毎日大量の売り先がみつかるわけもない。苦渋の決断は鶏の数で調整する、つまりタマゴの需要に合わせて命を淘汰する。という決断をした。ただ、淘汰するにも肉を捨てれば安い金額で処理できるが、せっかくの肉を商品にするには大きな金額が動く。だから苦渋の選択になった。わたしどもの「あまる」という都合をお客さまに押し付けるわけにはゆかない。そこが考え方の基本。このことで量の変動に対応できる力をつける練習になる。

処理業者と搬入の打ち合わせを済ませた土・日曜日にあいついでおおきな商談が決まった。しかし、鶏の全部を生かせる数ではないけれど、たくさんの命を守ることができた。雨のなか午後から正志が一群を処理に運んだ。とにかくお客さまが繁盛してくださることが、わたしどもが生きていける条件だということがよくわかった。

02/06/24(月) 19:15 六さん(JAG07563)

 


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