JAG07563 六さん 6月27日しんあい農園日記


朝、最初に気になったのはきのう水を撒き管理機で鶏舎の床をかき混ぜた、その床の温度だった。6時前に現場に近づいたら発酵している臭いが風に乗ってきた「やった!」である。床の土に手をあてるとあたたかい。掘ってみると温度があがり薄い煙のような湯気があがった。温度計は使わなくても60度以上あることは想像がつく。水分と酸素で微生物が糞などを全力で分解をはじめている。まだアンモニア臭がするがすぐによい臭いになる。消毒剤を使わずに自然の力を借りて環境を整える。機械を使って効果の早さに大満足をした。

朝から考え事をしていた。きょうは週で一番長い距離を走る日である。運転中も気になっていた。おおきなミスをした。長府の荒川さんに届けるタマゴと、大工の村上さんに届けるタマゴの箱を間違えた。交換すれば済むことではあるが、大幅な時間のロスになる。ミスはまた起きた、唐戸魚市場に納める箱と大谷山荘に納める箱を間違えた。ロスをうめるには2時間ぐらいかかると思った。とにかく運転に気をつけて事故をしないようにと念じて急いだ。そのなかで思うのは、スキだらけのわたしであるということである。鍵山先生が「わたしは社員を怒る資格はありません。それは、わたしが一番おおきな失敗を重ねているからです」と言われる言葉が腹に落ちた。この失敗をほかの者がしたら、わたしは叱ると思う「たるんでおる!」と。しかし、一番たるんでいたのはわたしだった。

夕方6時に戻った。2時間近いロス時間をした。お伴の犬もやっとシッコができた。8時前、きれいな夕焼けのなかで鶏舎の戸を閉めて歩いた。15時間勤務になった。

02/06/27(木) 20:05 六さん(JAG07563)


| 2002年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 |

| 電子メール | スペシャルエッグ | 2001年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

2000年 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |

| トップページ | みなさんのご意見 | 元気な鶏の卵です | 箸よく盤水をまわす | リンク先 | 地図 |