JAG07563 六さん 7月4日しんあい農園日記


連日の暑さで餌を食べる量が顕著に少なくなった。産卵率は落ちていないので身を削いでタマゴを生んでいることになる。朝、ひとつの決心をした。山側の鶏舎を開放すると動物からの被害が出るので、橋に面したほうの鶏舎を開放することにした。きょうは試験的なので1番の鶏舎だけを開放した。300羽近い数の鶏が一斉に飛び出して草を食べ、昆虫やあらゆる虫を食べ始めた。夜には鶏舎に戻るという自信はある。

こんな大胆な養鶏ができるのは、橋を渡ればここだけしか生活する者がいないという、迷惑はかけないという好条件がある。資料には粉末の緑餌は入っているが新鮮な草は鶏にとってもビタミン摂取になる。とにかくすごい勢いで草を食べるので下関の配達に出る前までには相当な面積の草刈りができていた。

明日の夕方から、作家の神渡先生が「松村さんの社長就任祝いをやりましょう」というご提案で来られる。そのことをご存知だった浪花の荒川さんが「朝食でいただいてください」と記した海苔をタマゴの空き箱に添えてくださった。唐戸魚市場では松村社長からたくさんのお酒を預かった。泡盛も一本あった。12名が集う会が盛り上がること間違いなしである。広島から尺八奏者の松田さんもこられると聞いた。

夕方、配達から戻ると驚いた。草刈り面積がすいぶんと広がり、胸を草でおおきくふくらませた鶏がまだ草を食べ続けていた。8時前、全部の鶏が鶏舎に入り安堵の胸をなでおろした。この方法で鶏に夏を乗り切る栄養を与えることができる。少し飲み疲れていたので夕方までは「今夜は酒はやめよう」とほんとうに思っていたが、風呂あがりにやはりビールに手がのびた。いま、一番の鶏舎の鶏は十分に草を食べて静かに寝ている。明日のタマゴは1番を食べてみよう。

02/07/04(木) 20:13 六さん(JAG07563)


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