JAG07563 六さん 7月5日しんあい農園日記


夜、電話が鳴った。庄原の林さんが「新井英一がテレビに出ている」と教えてくださった。在日韓国人として生きてきた人生を「清河(チョンハー)への道」で歌いあげた好きな歌手のひとりである。国を分断している38度線を流れるイムジン河をテーマに都はるみ、キム・ヨンジャも心のうちを語った。平凡に生きている者に対して、在日という運命を背負い、そのなかで「生きる」ということを真剣にみつめた言葉の数々に感銘を受けた。

連日のアルコール着けに「今夜は禁酒」と決めていたが、一時をすぎても目がさえて眠たくならない。アルコール依存症かもしれないと思う。下関の配達で一日走り身体は疲れているのに。とうとうエビスを一本抜いて「プハァー」と飲んだらたちまち眠りにおちた。

昼は山口の「味処 うえむら」の大将と松村社長をひきあわせた。島根県の高津川に毎日鮎を釣りに行き、いまの時期は鮎料理がメインである。中国地方でダムのない川はここだけで鮎のかおりがちがうと説明を聞きながら「せごし」と塩焼きを食べた。ほんとうに川のかおりが口のなかにひろがった。

夜は、作家の神渡良平先生をかこんで12名で宴会になった。松村社長就任の祝いということで、当然「ふく」である。みごとな天然ふくの皿が何枚も出てきたし、アジの刺身、八目ウナギ料理、農園からはいつもの鶏料理で胃袋が喜んだ。なかでも広島からご参加の松田さんは尺八、ハーモニカそして石笛(いわぶえ)の演奏があった。石笛は2ヶ月前に筑前大島で穴があいている石を2個拾ってこられそれで曲がでてくるのである。神道ではこの音色で神様が降りてくるという音色が農園の夜に響いた。また、よう飲んだ。

02/07/06(土) 06:17 六さん(JAG07563)


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