JAG07563 六さん ７月８日しんあい農園日記

犬の爪を切ったことがない。はなちゃんは子犬の時から毎日６キロの散歩をお伴した。日曜に１８キロ歩いたときは１５キロで歩けなくなり残りは抱えて歩いた。

鶏の爪を観察してみるとよく理解できる。処理場でカゴ（ケージ）で飼われていた鶏の爪は伸び放題である。鶏の爪を手入れする人はいない。農園でも鶏舎を自由に歩ける平飼いの群れと、運動場がある群れとは爪の長さがちがう。大地を走る鶏の爪は短い。

わたしの農園だけしかできない飼い方がある。周囲に畑や人家がないので完全に放し飼いができる。今朝も３００羽の群れを出した。夕方までに周囲の草を根こそぎ食べつくして草刈りの一助を果たしてくれた。カエル・バッタ・ムカデは食べつくされた。全部の鶏を一度に放しても、夜は間違いなく自分の鶏舎に帰ると思うが、いまのところはひとつの群れを毎日交代で放している。土を爪でおこしてミミズをさがすので爪も短くなり土も酸素が混じる。またよい草が生える。ここだけの循環式養鶏を試みている。ここだけしかできないことをさがして実行することがよい。

台風が接近している。満タンで７トン入る餌タンクは重いほど風に耐えられる。明日の夕方、はいるだけの餌を入れることにした。

あまりの蒸し暑さに今夜はクーラーが活躍している。

02/07/08(月) 20:04 六さん(JAG07563)